ごあいさつ
ごあいさつ

萌え木の美しい緑を眺めながらご挨拶の出来ることをうれしく思います。私共の病院の玄関に銀杏の巨木が立っています。推定樹齢は百年。私は創業以来約50年この木と対話を続けて居ります。当院の待合室に入って頂くと1枚の扁額がかけてあります。(写真)「温情ハ萬病ヲ拭ス」と墨痕鮮やかです。昭和35年創業時、私の岳父(僧侶・故人)が書いてくれました。「病める人々への温かい思いやりの心が医療者の最も大事な原点である」との戒めでありましょう。どのような時代でもどのように医学が進歩しましても、医療に携わる者が1日も忘れてはならない心構えかと考えます。更に志を高くもって内容の豊かな診療を次の半世紀に向かって続けて行きたいと考えて居ります。どうぞ宜しくお願いします。
当院は昭和35年に内科有床診療所として始まり、昭和58年には85床の内科急性期病院を開院致しました。その後、名称を川西内科胃腸科病院と変更し、内科と胃腸科の二つを柱として診療を行っています。診療所として開院以来、地域に根ざした医療を目標に進んでまいりましたため、なかには親子二代や三代でおかかり頂いている患者様もおられ、内科疾患に限らず家庭医として広くご病気のご相談にのらせて頂いています。
当院では、次の三本の柱に沿って診療しています。
- 地域住民の皆様のための内科(高血圧症などの生活習慣病や肺炎などの感染症など)、胃腸科(胃腸炎、胃潰瘍など)の診療。
- 胃カメラ、大腸カプセル内視鏡、腹部超音波やCTなどの検査や大腸ポリープの切除術などを行っています。
特に胃カメラ、大腸カメラにつきましては、鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査を推奨しています。
平成30年度一年間では、胃カメラを受けられた患者様の92.5%、大腸カメラを受けられた患者様の96.2%が鎮静剤を用いて施行しました。 - 増え続けるがん患者様のためのターミナルケアを目的とした緩和ケア内科を開設しました。
中央区では、がん患者様のための緩和ケア内科がまだまだ足りません。
当院で何かお役にたてることがありましたら、どうぞご相談ください。
今後とも一層診療内容の充実をはかり地域の皆様から信頼される医療機関であるよう努力する所存でございますのでどうぞよろしくお願い致します。
川西内科胃腸科病院の理念・医療方針
病院理念
医療方針
病院憲章
- 生命の尊重と人間愛を基本として、医療の質の向上に努め、良質な医療サービスの提供に努めます。
- 地域住民の皆様の安心と満足を目的として、患者様中心の医療サービスを提供します。
- 地域住民の健康と生活の質の確保を目的とした医療サービスを提供します。
基本姿勢
- 医療に真摯に向き合い、安全安心な医療を提供します。
- 地域の医療機関や在宅支援機関との連携を強化し、住民の皆様に信頼される病院作りを行います。
- 患者様やご家族の意向に沿った、誠実で温かい医療の提供に努めます。
- 自己研鑽に励みチームで良質な医療を提供できるよう努力します。
- ワークライフバランスを考慮した、明るく働き甲斐のある病院作りを行います。
職員の行動指針
・患者様のことを最優先に考えます。
・迅速で気持ちの良い対応を心がけます。
・患者様のプライバシーを守り、人権を尊重します。
・患者様には、常にわかりやすい言葉で説明します。
・患者様の同意に基づき、公正で適切な医療を行います。
・医療人としての自覚と技術の向上のために、日々研鑚に努めます。
・病院が定めた規則・ルールを守ります。
患者様の権利と責務
当院では患者様に対して信頼と最善の医療を提供し、責任を果たす医療提供の実現のために「患者様の権利と責務」を定めています。
◆患者様の権利◆
1)良質な医療を公平に受ける権利
だれでも、平等に良質な医療を受ける権利があります。
2)個人としての人格を尊重される権利
個人の人格、価値観などが尊重され、医療提供者と相互の協力のもとで医療を受ける権利があります。
3)十分な説明を受ける権利
病状、検査、治療内容などについて、理解しやすい言葉や方法で十分な説明を受ける権利があります。
4)治療方法を自ら選択する権利
十分な説明と情報をもとに、自らの意思で決定できる権利(選択する権利と拒否する権利)、さらにセカンドオピニオン(別の医師の意見)を得る権利があります。
5)受けている診療内容を知る権利
自分の診療に関する情報に対して、診療記録の開示を求める権利があります。
6)個人情報やプライバシーが守られる権利
診療上で得られた個人情報やプライバシーが保護される権利があります。
7)セカンドオピニオンが保証される権利
他の医療機関でセカンドオピニオンを受けるための情報提供書をご用意 します。
◆患者様の責務◆
1)自身の情報を正確に提供する責務
良質な医療を実現するために、医療提供者(医師・看護師など)に対して自身の健康に関する情報を正確に提供する責務があります。
2)治療上の責務
治療について医療者と良質なパートナーシップを築く責務があります。
3)規則やマナーを守る責務
病院内での規則やマナーを守り、他の患者様の治療や快適な療養生活に支障を与えないように配慮する責務があります。
4)医療費を速やかに支払う責務
個人情報保護方針
当院は、個人の権利・利益を保護するために、個人情報を適切に管理することを社会的責務と考えます。
個人情報保護に関する方針を以下のとおり定め、職員及び関係者に周知徹底を図り、これまで以上に個人情報保護に努めます。
1)個人情報の収集・利用・提供
個人情報を保護・管理する体制を確立し、適切な個人情報の収集、利用及
び提供に関する「個人情報の取り扱い規程」を定め、これを遵守します。
2)個人情報の安全対策
個人情報への不正アクセス、個人情報の紛失、破壊、改ざん及び漏洩などに関する万全の予防措置を講じます。
万一の問題発生時には速やかな是正対策を実施します。
3)個人情報の確認・訂正・利用停止
当該本人(患者様)等からの内容の確認・訂正あるいは利用停止を求められた場合には、別に定める内部規則により調査の上、適切に対応します。
4)個人情報に関する法令・規範の遵守
個人情報に関する法令及びその他の規範を遵守します。
5)教育及び継続的改善
個人情報保護体制を適切に維持するため、職員の教育・研修を徹底し、「個人情報の取り扱い規程」を継続的に見直し、改善します。
6)診療情報の提供・開示
診療情報の提供・開示に関しては、別に定める「診療情報開示規程」により1階受付窓口で対応いたします。
7)「問い合わせ窓口」
個人情報保護に関するお問い合わせは、各部署責任者または1階受付窓口でお問い合わせください。
病める人々への温かい思いやりが医療者の最も大事な原点である。